昇降式駐車場の価格が知りたい・・・
昇降式駐車場でおすすめの会社ってどこ?
昇降式駐車場会社の選び方って?
このようにお悩みではないでしょうか。
これから昇降式駐車場の設立を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
立体駐車場の種類について
立体駐車場と一口に言っても、「自走式立体駐車場」「機械式駐車場(昇降式駐車場)」の2種類あります。ここでは、それぞれの特徴について見ていきましょう。
自走式立体駐車場
自走式立体駐車場は、運転者が車を目的の階まで運転して駐車する駐車施設のことです。数十台から数百台まで収容可能で、主に大型ショッピングモールなどの大規模な施設で利用されています。
広々としたスペースがあり、車からの乗り降りがしやすく利便性に優れている点も特徴です。また、屋上以外は屋根があるため、雨の日でも濡れずに利用できます。
機械式駐車場(昇降式駐車場)
機械式駐車場(昇降式駐車場)は、駐車施設内で駐車装置を操作して車を収納・引き出す方式の立体駐車場です。車はまず専用のパレットに停められ、その後油圧機構などを利用して所定の駐車場に移動します。
このシステムは機械操作に頼るため、限られた駐車スペースでも多くの車両を収容することが可能です。通常、数台から20、30台程度の規模に広く採用されています。ただし、機械による入出庫のプロセスが必要なため、一定の時間がかかることが欠点です。
昇降式の立体駐車場の価格・費用
| 駐車場タイプ | 構造の特徴 | 1台あたりの導入費用相場 | 総額目安(5〜10台) |
|---|---|---|---|
| 2段式(上下昇降タイプ) | 上下に車両を収納する最も一般的なタイプ | 約120万〜200万円 | 約600万〜2,000万円 |
| 3段式(多段昇降タイプ) | 上下3台を収納し、限られた敷地で台数を増やせる | 約200万〜300万円 | 約1,000万〜3,000万円 |
| ピット式(地下収納タイプ) | 地下に車両を昇降・格納するタイプ | 約250万〜350万円 | 約1,500万〜4,000万円 |
| タワー式(大型自動立体型) | エレベーターで車を上下移動させる大型装置 | 約400万〜600万円 | 約5,000万〜1億円以上 |
昇降式の立体駐車場は、限られた敷地で駐車台数を増やせる効率的な設備ですが、導入費用は構造・規模・メーカーによって大きく異なります。 一般的に、2段式(上下昇降タイプ)で1台あたり約120万〜200万円前後が相場です。3段式やピット式(地下収納タイプ)になると、1台あたり200万〜300万円程度まで上がるケースもあります。
さらに、耐震対応や防火対策、出入口のゲート制御システムを追加すると費用はさらに上昇します。施工費・電気工事費・基礎工事費を含めた総額は500万〜数千万円規模になることも少なくありません。また、維持管理には年1回の点検や部品交換などの保守費も必要です。初期投資は高めですが、土地効率を最大化し、月極駐車場としての収益性を高められるため、長期的な採算性を考えると有効な設備投資といえます。
昇降式駐車場に強い施工会社は?
ここからは、昇降式駐車場で実績がある施工会社をご紹介します。
新明和工業【国内シェアトップ】

新明和工業は、立体駐車場分野の主要企業の一つです。エレパーク、ロータリパーク、クロスパーク、トランスパークなど、多様な駐車場設置に対応しています。
高品質なメンテナンスサービスが評価され、お客様のニーズに応じて選択できる3つのプランが提供されています。この柔軟性が、お客様に最適な駐車ソリューションを提供する特徴です。
また、北海道から沖縄まで広がる拠点網を有し、全国どのエリアのお客様でも安心して相談できる環境が整っています。
三菱重工機械システム

三菱重工機械システムは、都心のビル街などで展開し、高度な技術力が評価されている大手企業の一つです。特に、「セルパーク」と呼ばれる地下式の立体駐車場は、限られたビル敷地に最適で、高い収容効率と柔軟なレイアウトを実現しています。
このシステムは高度な機械設計と制御技術を駆使し、建物の柱や壁を避けつつ、狭いスペースでも効果的に駐車場の設置が可能です。その結果、都心のビルやマンションなどの限られた敷地でも、効率的で利便性の高い駐車場を提供できます。
セルパークは、都心の建築プロジェクトにおいて特におすすめできる立体駐車場で、高い技術力と柔軟性により、限られたスペースを最大限に有効活用できるでしょう。
IHI運搬機械株式会社

IHI運搬機械株式会社は、エレベータパーキングやコインパーキングなど、大規模な立体駐車場の開発・提供を行っている企業です。業界トップの整備体制を誇り、高水準なメンテナンスにより安全で効率的なパーキング運営を実現しています。
全国174箇所にわたるサービスネットワークを展開し、24時間365日対応のコールセンターと、ITを活用した遠隔監視保守システムが特長です。遠方からでも効果的なサポートを提供し、お客様の安心感を最優先に考えています。
リニューアル、保守点検、運営相談など、様々なニーズに柔軟に対応でき、お客様の要望に合わせた提案が可能です。
昇降式駐車場会社を選ぶポイントは?
ここでは、昇降式駐車場会社を選ぶポイントを解説します。
サポート体制が整っているか
昇降式駐車場会社を選ぶ際、サポート体制の充実度が重要です。24時間体制のサポート対応や迅速な故障対応が行える会社は信頼できるといえます。
また、定期的で効果的なメンテナンスサービスが提供されるかを確認することが重要です。定期的なメンテナンスは、駐車場の安全性や機能性を維持し、利用者にとって過不足ない利便性を提供できます。
顧客サポートの品質は、導入後のトラブルや緊急時において信頼できるかを図る重要なポイントです。選択する企業が柔軟で効果的なサポートを提供できることは、昇降式駐車場の円滑な運営において不可欠です。
実績は十分か
昇降式駐車場会社を選ぶ際、実績があるかは非常に重要になります。過去の実績は企業の技術力や信頼性を示し、成功した導入例が多ければなお良いでしょう。
これは製品の性能や機能の確認にもつながり、投資の安全性を確保できます。クライアントの評判やレビュー、業界の評価も参考になるでしょう。
実績豊富な企業は、異なるニーズにも対応しやすく、トラブル発生時にも迅速かつ適切なサポートを期待できます。そのため、実績豊富な昇降式駐車場会社を選ぶことは、導入プロセスや長期的な利用において信頼性を確立する上で不可欠です。
製品仕様は要望に応えられるか
昇降式駐車場会社を選ぶ際、製品仕様が要望に応えられるかも重要なポイントです。施設やプロジェクトごとに異なる駐車需要に対応できる柔軟性が求められます。
例えば収容台数、スペースの最適な活用、運用の効率性などが要望に合致しているか確認し、将来性や変更にも対応できるかを考慮するべきです。十分な調査と比較検討を通じて、要望にマッチした昇降式駐車場を選びましょう。
昇降式駐車場のメリット
ここからは、昇降式駐車場のメリットを解説します。
盗難やいたずらのリスクが低い
昇降式駐車場は、車両が地上から離れた位置に保管されるため、盗難やいたずらのリスクが低い点がメリットです。通常の地上駐車場よりもアクセスしづらく、外部からの不正アクセスや車両の損傷リスクが軽減されます。
車の所有者は車両のセキュリティで安心感を得られ、駐車環境の安全性が向上します。昇降式駐車場はセキュリティの観点からも優れた解決策となり、利用者にとって信頼性が高い駐車オプションとなるでしょう。
車が汚れにくくダメージを軽減できる
昇降式駐車場は、車両が地上から離れた位置に保管されるため、雨やホコリなどの影響を受けづらい点がメリットです。車が屋外に晒されることが少ないため、雨や花粉、鳥の糞などによる汚れが少なく、車の外観を保つのに有利です。
また、駐車中に他の車との接触や衝突のリスクもありません。車両の外装や塗装の劣化が緩やかになり、メンテナンスコストを低減できる上に、所有者は車の美観を長期間にわたり維持できる利点があるでしょう。
スペースを有効活用できる
昇降式駐車場は、垂直または水平に移動する仕組みにより、限られたスペースを効果的に有効活用できるメリットがあります。通常の駐車場と比較して、同じ敷地面積でより多くの車両を収容でき、都市部や土地に制約がある場所では特にメリットが大きいです。
このスペース効率の向上は、土地の高い利用率や駐車スペースの不足に対応するだけでなく、環境にも配慮した都市計画に貢献します。昇降式駐車場は、限られたスペースを最大限に活かし、効率的な駐車インフラの構築に寄与するでしょう。
昇降式駐車場のデメリット
昇降式駐車場にはさまざまなメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。
車の出し入れに一定の時間がかかる
昇降式駐車場のデメリットの一つは、車の出し入れに一定の時間がかかることです。車を移動させるためには機械操作が必要であり、これには一定の時間がかかります。
特に大勢の利用者がいる場合や、急いでいる際には待ち時間が発生しやすく、利便性に影響を与える可能性があります。運用効率向上のためには、機械の性能や操作スピードの向上が求められるでしょう。
平面駐車場よりも駐車難易度が上がる
昇降式駐車場のデメリットの一つは、平面駐車場に比べて駐車の難易度が上がることです。利用者が慣れないと操作が複雑で、パレット(台)に車を駐車するのが難しく感じる方もいらっしゃるでしょう。
利用者がストレスを感じる可能性があり、駐車体験の向上に課題が生じることがあります。また、車両サイズによっては駐車利用できない場合もあるため、その点は考慮しておかなければなりません。
機械が故障すると車を出し入れできなくなる
昇降式駐車場の主なデメリットは、機械の故障が発生すると車の出し入れができなくなることです。機械のメンテナンスが不十分な場合、機械の一時的な停止や利用停止が発生し、利用者にとっては大きな不便を引き起こします。
これは非常に深刻な問題であり、迅速で効果的なメンテナンス体制やトラブル時の迅速な対応が求められるでしょう。故障時に備え、手動操作の機能を備えた設計が重要であり、信頼性向上に対する十分な配慮が必要です。
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